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実会社(実店舗)とネットを連動させた
独自化ベースの総合マーケティング
ホームページ制作

訪問者数が増えました!企業サイト運営の誤解(1)

ホームページの成約率の考え方は実営業のそれと同じです。
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HPも実営業と同じ。アポが多くても肝心の成約率が低ければ、営業成績としては望ましくない。かつ客筋が適切でなければ後でさまざまな問題を引き起こす。単に訪問者数を増やしても意味がない。
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1.説明:訪問者数が増えました!

訪問者数ではなく、成約率で考えます。

(A)HPに1,000人訪問して、その内4人が購入すると、成約率は0.4%になる。(B)HPに20人訪問して、その内4人が購入すれば、成約率は20%だ。

この例では(B)が望ましい。

成約率が低い場合、そのHPは改善する余地があります。なぜなら成約できたかもしれないお客様を落としている可能性があるからです。とにかく集客すればよいとばかりに、広告を打って訪問者数の分母を増やしても、成約率は平均して変わらないのであれば、広告費を無駄に支払い続けていることになります。

さらには客筋の違いもあります。(A)は広く浅く集客してしまい「うちのお客様」が来ていないことが分かります。訪問者数にこだわると、誰でもウェルカムになりやすいのです。これは後で、無駄な問い合わせ対応や、低質クレームの原因となり、経費のコスト高につながります。一方(B)は、成約率が比較的高く「うちのお客様」が来ていることがうかがわれます。無駄なく低コストで望む客筋であるため、問題も少ない。口コミにより、時間経過で検索エンジン以外からも流入するため(しぜんに客筋よく訪問者数が増える)このまま継続してよいと判断できます。

2.誤解の原因:訪問者数が増えました!

なぜ訪問者数にこだわる方々が多いのかというと、リアル実店舗(実会社)と、ネットの違い、この「感覚違い」によるものと思われます。

またリアル実店舗では、お客様がたくさん来られていると、パッと見「繁盛しているな」という認識になります。お客様も相乗効果で賑わいの雰囲気から、つい購入することもあるでしょう。だから少ないよりは多いほうが優れているというのが、一般的な解釈です。この感覚のまま、HPも解釈すると、訪問者数は多いほうがよいので「訪問者数が増えました!」となります。

ところがネットでは、必ずしもそうなっていません。先述したように、むしろそこにこだわることで、HP運営が無駄だらけ、望むような結果を得られないジレンマに陥ります。ところが集客したいと考えているので「どうすれば集客できますか?」と誤った問いに陥りがちです。そこから、どんどん横道にそれて、集客売れるノウハウを探したり、成功者をコピーしたり、セミナーに足繁く通うことになります。

元をただせば、リアル実店舗と、ネットの感覚違い。ここに帰結します。

3.結論:訪問者数が増えました!

ただ集客すればよいということではなく(訪問者数の増減ではない)どのような客筋のお客様が訪れて(うちのお客様かどうか)どれくらい成約(率)したのか。

これはHP運営のみならず、実営業成績なども同じ考え方です。アポイントメントが多くても、肝心の成約率が低ければ、営業成績としては望ましくないでしょう。

昔から言われていること「HPは24時間働く営業マンです」実営業マンと同様であると、このようにお考えください。優秀な営業マンは「うちのお客様」を連れて来ます。